関岡クリニックホームへ 関岡クリニックホームへ ホーム
関岡クリニック
診療時間 救急 交通地図 診療対象 設備 各種健診 予防注射 在宅診療 禁煙指導 循環器検査
 
     
 
 
 
 
 
 
 
腰痛・背部痛を生じる原因

腰痛・背部痛を生じる疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

症状

腰痛、背部痛を生じる疾患は多数あります。部位、発症の仕方: 突然、作業時、持続性、間歇性などで医師はある程度、病因を推定をしますが最終診断には到りません。そこで確定診断を得るための検査をします。例えば尿管結石・腎結石を疑う時は尿に血液が混じっていないか調べます。膵炎を疑う時は 血液のアミラーゼ上昇などを調べます。しかし、これらで異常を認めても、血尿は結石が原因なのか否か(腫瘍などもありえる)、また結石の大きさ、存在部位を知るため、また膵炎では重症度(浮腫の広がり)や合併症、原因を調べるため画像診断的検査として、超音波検査エコー検査、CT検査を行います。また画像検査は血液検査より早く一瞬で結論を得られる場合もあるため、疑う疾患によっては画像検査を優先します。脊椎疾患では血液検査はあまり有効でなく、触診、神経学的検査に続いてX線、CT検査などを実施します。外傷・救急ではCTの全身検査が優先される場合もあります。症状だけで痛みの原因を確実に鑑別することは困難です。適切な治療方針を選択するには 原因の鑑別と重症度評価が重要です。

診断

腰痛、背部痛を生じる代表的疾患の診断画像を添付します。脊椎の異常では従来、X線撮影、CTが使われていましたが、最近は3次元的観察が可能で 任意断面の画像が得られるMDCT、MRIが詳細な評価に有用です。上段は腰痛・背部痛で検査したMDCTによる腰椎・胸椎の断面画像です。各原因疾患の鑑別と重症度を評価します。2段目左は、腰痛で受診され、超音波エコーで検査した結果、腹部大動脈の解離が疑われ、造影MDCTで精査を行い確診に到った例です。2段目中央は背部痛で整形外科を受診されレントゲン検査で脊椎に異常無しと診断されましたが、痛みが続くため受診されMDCT検査で尿管結石と診断された例です。2段目右は腎結石の例です(白色が石)。3段目左は背部痛、腹痛を訴えられた急性膵炎、3段目中央と右は背部痛と発熱で受診され、検査の結果、腎盂腎炎と診断された例です。最下段左は背部痛で受診され、肺癌と診断された例、最下段中央は胸部痛、背部痛で当初、整形外科を受診され、その後当院を受診され多発性骨髄腫と判明した症例、最下段右は腰背部痛で受診された、巨大な胃潰瘍の例です。

治療 それぞれの痛みの原因、疾患で適切な治療方針を選択します。本ページでは各疾患の治療の詳細な説明は割愛します。