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関岡クリニック
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MDCT 装置・原理

MDCT (Multi-Detector CT)

 

MDCTとは

MDCTは1998年に開発され、体軸方向(頭から足の方向)に検出器(detector)を多数、並列に配置し、同時に複数スライスを検査できます。添付画像は当院の16スライスを同時計測できる装置での説明です。
本装置は10年前購入の装置で 現在は心臓、冠動脈も検査可能な高速で被爆の少ない80列の装置を使用しています。

MDCTの利点

体軸方向に薄いスライスで連続的に検査できるので精細な画像が得られます。また複数のスライス断面を同時に検査できるので、短時間で検査でき、心不全や低肺機能で呼吸を長く止められない方でもきれいな画像が得られます。さらに大きな利点は 体軸方向にも薄いスライスで連続的画像が得られますので、人体を3次元的に計測した情報として画像処理でき、そのデータから任意断面の画像、任意方向から観測した画像、また3次元的に厚みのある情報をX線吸収閾値で各部位を擬似カラー化すると任意レベルの人体透視化画像で観察できます。この処理で、3次元画像から 血管を抽出した画像や、関節(脊椎)、腱、筋肉表面の画像も表示できます。血管,すなわち動脈硬化や血流の画像化とその評価、病巣、腫瘍(がん)の3次元的な広がりの観察も容易、正確になります。