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関岡クリニック
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腎動脈狭窄

腎血管性高血圧

 

自覚症状 血圧は高くても、特異的な症状はありません。本例は降圧剤(高血圧の薬)が4剤以上使われても血圧が下がらず、長期に続き来院された。添付画像下段は携帯型24時間血圧計による計測結果です。正常例で一般的に見られる睡眠時の血圧低下は認められず、多量の降圧剤使用にも関わらず、持続した高血圧が見られます。
診断 降圧剤が多量使われても血圧が下がらない治療抵抗性高血圧の場合、2次性高血圧(腎血管性、褐色細胞腫など)も考慮して原因を検索します。血液生化学・尿の検査で原因疾患が推定される場合もありますが、最終的に体内のどこに存在するか確定するため、超音波エコー・ドプラ検査やCTなどの画像診断が使われます。添付画像のような血管狭窄(左画像:赤の破線円内、右:矢印部)を検索するには従来のCTでなく、精細な血管画像の得られる下記の様な造影MDCTが有用です。
治療 腎血管性高血圧ではカテーテルを用いた血管内治療で狭窄部の拡張、ステント挿入による狭窄の解除が行われます。本例はステント挿入治療が行われました。