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関岡クリニック
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大動脈瘤・大動脈拡張症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自覚症状 症状がないことが多く、超音波エコー、X線撮影、CTなどで偶然見つかる。時に背中の痛み、おなかの痛み、吐き気などがあることがある(症状は瘤の部位による)。動脈瘤破裂まで症状が無い例が多いが、破裂すると緊急手術での救命率は10~30%ときわめて低く、危険な病気です。
診断 超音波エコー、詳細な評価は下に添付した例で使われている造影MDCT(3次元CT) 
治療

破裂の危険性が高い場合、瘤の大きさ、部位などにより人工血管移植術。高齢者や心臓・肺・腎臓などの合併症で開胸・開腹手術が危険な場合は 侵襲の少ないカテーテルによるステントグラフト内挿術(下段に当院の参考例)。腹部の血管は2007、胸部は2008年からこの新しい治療法が保険適用されました。手術に到らないものは、降圧剤、動脈硬化予防薬の服用。ステントグラフト治療の詳細、具体例は研究会の発表スライドをご覧ください。


腹部大動脈瘤MDCT画像

腹部大動脈瘤

腹部超音波エコー検査で 偶然見つかり、MDCT造影検査で精査

自覚症状なし

治療
大動脈瘤拡張を抑制するため、血圧管理。定期的検査による観察にて瘤破裂の危険性を予知し、未然に防ぐ。

瘤破裂の危険性あれば、ステントグラfト挿入または人工血管置換手術

大動脈弁輪基部拡張症画像

健診の心エコー検査で大動脈弁逆流、上行大動脈の拡張を認め、造影MDCTで検査。

自覚症状なし

軽度の拡張段階は降圧剤で進行を予防するため血圧の管理と定期的経過観察を行います。

進行すれば手術。

胸部動脈瘤ステントグラフト内挿術

外来にて高血圧、脂質異常症(高脂血症),高尿酸血症、糖尿病で通院中、胸部X線撮影で動脈瘤が疑われ、CTで確定診断後、3年間経過観察されたが、瘤は次第に大きくなり破裂の危険性高まり、専門病院に紹介。術後順調で当院外来通院中。
 胸部下行大動脈へのステントグラフト内挿治療
左の白黒断面画像は術前の動脈瘤の部位がグレイ(血栓)で表示されています。

胸部動脈瘤ステントグラフトバイパス併用hybrid術

外来にて高血圧、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症で通院中、胸部X線撮影で大動脈弓部の動脈瘤が疑われ、CTで確定診断後、2年間経過観察されたが、瘤は次第に大きくなり破裂の危険性高まり、専門病院に紹介。ステントグラフト内挿術治療で約2週間入院後、現在当院外来通院中。
 胸部遠位大動脈弓に及ぶ
ステントグラフト内挿のため
右鎖骨下動脈から左鎖骨下動脈及び左総頚動脈へのバイパス併用、hybrid術式